メモ帳

よく忘れるからね,仕方ないね

Macのスリープからの復帰を早くする

Mac OSX Lionからスリープからの復帰が遅い・・?

スリープについて、OSX Snow LeopardまではWindows Vista等と同じ挙動だったと思うのですが、これは私の感覚ですが、Lion以降、1時間程度スリープ状態で放置するとバッテリ残量があってもハイバーネートしてしまい、復帰にとても時間が掛かります。具体的には復帰時のパスワード入力フォームは出るのに30秒くらい入力できずに歯がゆい思いをします。MacBook Airは起動が10秒以下で終わるので何やってるのかわかりません。私の環境だけなんでしょうか・・?

OS Xの電源管理ツールを覗いてみると・・

pmset というプログラムが電源管理へのアクセスを提供しています。とりあえずman pmsetでハイバーネーションに関するオプションを探していると、

hibernatemode = 3 (binary 0011) by default on supported portables. The system
will store a copy of memory to persistent storage (the disk), and will power
memory during sleep. The system will wake from memory, unless a power loss
forces it to restore from disk image.

となっていて、man pmsetの記述的には、私の期待する挙動にデフォルトでなってることになってるんですけど、実際は違う。man pmsetの内容が古いのかも知れません(え

対処

pmsetにはstandbydelayというオプションがあります。ハイバーネーションを行うタイミングを'時間で'指定できます。本当はバッテリー残量で指定したいんですが、まだ見つけられてないので、もうちょっと探してみますが、スタンバイ状態でもかなりバッテリーは持つので、残量数%とかでスタンバイしない限り危険なことにはならないでしょう。
というわけで

sudo pmset -b standbydelay 18000

と実行し、バッテリーで駆動しているとき(-b)、18000秒(5時間)後にハイバーネーションを行うようにしました。
これでほぼ完璧に期待する動作が得られました。*1

そういえば

Lionの搭載されるMacBook Airが出るときの宣伝文句に、

バッテリーで30日間待機できる

的な宣伝してました、あれのカラクリはこれでしょうかね・・? 余計なことを

*1:もちろん、自己責任で行って下さいね!!